会議などでプレゼンを行う機会が出てきたとき、できるだけわかりやすく伝えられるようにプレゼン資料を作成しようと考えるでしょう。
ところが実際にプレゼン資料を作ってみると出来栄えがあまりよくないことがあります。相手に伝わるプレゼン資料を作るためにはどうすればいいのか、プレゼン資料を上手く作る方法について紹介していきます。
目次一覧
すぐに作成しはじめるのは禁物!スライド構成を意識する
わかりやすいプレゼン資料を作るコツは、構成を最初にしっかりと作ることです。構成を考えずにいきなり資料作成にとりかかってしまうと内容が上手くまとまらずわかりづらいプレゼン資料に仕上がってしまうからです。
伝えたいことをピックアップする
プレゼン資料は内容にもよりますが資料の量が膨大になることがあります。長い説明を聞いていると次第に内容が頭に入ってこなくなり、何が言いたいのかがわからなくなってくるのです。
そこで最初にプレゼン資料を作成する前に何を強調したいのかを明確にしておくことが大切になります。プレゼンで特に強調したい部分をピックアップしておき、それを資料の中のどこに盛り込むかを考えていきます。
構成を考える
プレゼン資料を作成する前に構成をしっかりと考えましょう。どのような順番で説明や図、グラフといった資料を加えていったらわかりやすい、伝わりやすいプレゼン資料になるのかを考えてみるのです。
自分で構成を考えるのが難しい時は、誰か社内の方に仮で作ったプレゼン資料を見てもらって感想を聞いてみるのも手段のひとつです。また以前自分が見てわかりやすいと思ったプレゼン資料を参考にさせてもらうのもいいでしょう。
相手目線で構成を作成
プレゼン資料を作成するとき、相手に伝わるプレゼン資料を作るためには自分目線ではなく相手目線にたって構成を考えることが重要になってきます。
そのためにも5W(Why,What,Where,When,Who)、2H(How,How much)を意識して伝えることです。
そこからプレゼンテーション内容のストーリーを組み立てていきましょう。ストーリーの主な流れとしては、タイトル、問題や課題の提起、具体的な解決策、解決策によるメリット、メリットの裏付け、まとめです。
わかりやすいスライドデザイン5原則
プレゼン資料をわかりやすくするためには、内容や構成だけでなく見た目のデザインも重要になります。特に意識したい5つのポイントについてまとめてみました。
色は使いすぎればいいわけではない!
プレゼン資料に注目してもらうために色をカラフルにしているケースが見られますが、色の使いすぎは却って逆効果になってしまうのです。
色は使いすぎても使わなさ過ぎても視覚に訴える効果が半減してしまいますので、適度に使用するのが望ましいです。割合の目安としてはベースとなるカラーが7割に対して、メインカラーが2割から3割、残りがアクセントカラーです。
フォントはゴシック体がおすすめ
フォントは人の好みが分かれる点ですがプレゼン資料ではゴシック体を使用するのがおすすめです。
読みやすいように極太のフォントや個性的なフォントを使いたくなりますが却って見づらくなりますのでその点注意が必要です。
1スライド当たりの文字量
伝えたいことがたくさんあると、1枚のスライドに文字がびっしりと言うことになりかねません。文字の多いプレゼンテーション資料ははっきりいって読みづらいです。
1スライドあたりに入れる文字の量ですが、100文字以内に納めた方がわかりやすいプレゼン資料が作れます。
文字サイズ、行間にも工夫を
文字のサイズは大きすぎても小さすぎても見づらくなります。文字サイズは最低でも20ポイント以上は欲しいところです。
強調したい部分は32ポイントくらいに設定するとわかりやすくなるでしょう。また行間も詰まりすぎていると読みづらくなりますので、1.2~1.4行くらいに調整してみるといいでしょう。
その他の仕事術はこちら → 周りと差をつける!社外メールを工夫してデキるビジネスパーソンに
まとめ
はじめてプレゼンテーション資料を作成するとき、誰もが上手く作れるわけではないのです。
プレゼン資料の作成を何度かこなすこと、他人が作成したプレゼン資料をいくつも見ることでわかりやすいプレゼン資料が何なのかが把握できるようになります。